チャーチ・ワールド・サービス パキスタン/アフガニスタン(CWS‐P/A)
被災状況アップデート 08年11月09日(日) CWS‐P/A通信部
救助を待つバロチスタン州ピシン地区の人々
08年10月29日、冬の平均温度15度といわれるピシン地区で地震が起き、インフラ(道路等基幹施設)が甚大な被害を受けた。この厳しい寒さのため、4月まで家々の再建は無理だ。この地震による他の被災地域の人々と違って、ピシンの人々は冬の間、暖かな地域に移動することに慣れていない。ピシン労働組合評議会メンバーのバルザイに住むハーリリ・アーメド博士は、「ピシンの住人たちは、効率のよいストーブ装置を考案してきたので、冬に暖をとるため他の場所に移動することはなかった。しかしこの地震ですべてが破壊されてしまった。私たちの家は、暖かさを保つため厚い泥壁でできていて、それが断熱材の役割をしていた」と話した。バルザイにいるCWS‐P/Aチームの調査によると、被災者全員は避難所もなく、慣習である女性を人目から遮るパールダの代わりとなるつるし用の布があるだけだったと言う。
アーメド博士の村の住人のうち半数が肺炎で苦しんでおり、「みんなはやむを得ず吹きさらしの中で寝起きをしており、そのため虫のえじきとなっているが、そのかみ傷を治す十分な薬もない」と博士は、CWSの記者である、サーヒッド・フセインさんに語った。ピシン地区の女性たちは、他の地震被災者たちと同じように意気消沈している。あるピシンの村民は、「妻が起きた後、安定剤を飲めばと言っても、妻は、眠っていても余震がくるのでこわいとばかり言う」と話す。彼は女性たちが怯えるのは、家の中の、あちこちに亀裂が入り、今にも崩れ落ちそうなトイレを使っていることもあるのではないかと言っている。
ピシンの被災者たちは、援助団体や政府が、自分たちのことをおろそかにして、ジアラット地区の救援に力を入れていると思っている。ピシン労働組合評議会メンバーで、ディルソラのモハマッド・アラマさんは、宗教団体や政党団体は支援金の取り合いばかりしていて、実際に村民へ援助がいかず、みんなは苦しんでいると訴えている。アラマさんの言っていることは明らかではないが、ピシンの被災者の多くがまだ援助を受け取っておらず、冬に備える防寒テントやその他の支援物資を緊急に必要としている。
CWS・P/Aチームは、ピシンの2つの村、バルザイとカノザイに200の防寒テントと毛布を配った。CWS-P/Aの災害対応プログラム担当助手のサアディア・ヤコオブさんは、ピシンの人々は4月まで移動もできず、家の再建も不可能なため、この冬を越すことができる仮設住宅が必要だと報告している。
(シャヒド・フセインによるインタビュー記事)
(翻訳者 秋山宣子)
■NCC国際わかちあい委員会は、上記のパキスタン地震のために緊急支援資金から5,000米ドルを現地の救援活動のためにACTへ送金した。
被災状況アップデート 08年11月09日(日) CWS‐P/A通信部
救助を待つバロチスタン州ピシン地区の人々
08年10月29日、冬の平均温度15度といわれるピシン地区で地震が起き、インフラ(道路等基幹施設)が甚大な被害を受けた。この厳しい寒さのため、4月まで家々の再建は無理だ。この地震による他の被災地域の人々と違って、ピシンの人々は冬の間、暖かな地域に移動することに慣れていない。ピシン労働組合評議会メンバーのバルザイに住むハーリリ・アーメド博士は、「ピシンの住人たちは、効率のよいストーブ装置を考案してきたので、冬に暖をとるため他の場所に移動することはなかった。しかしこの地震ですべてが破壊されてしまった。私たちの家は、暖かさを保つため厚い泥壁でできていて、それが断熱材の役割をしていた」と話した。バルザイにいるCWS‐P/Aチームの調査によると、被災者全員は避難所もなく、慣習である女性を人目から遮るパールダの代わりとなるつるし用の布があるだけだったと言う。
アーメド博士の村の住人のうち半数が肺炎で苦しんでおり、「みんなはやむを得ず吹きさらしの中で寝起きをしており、そのため虫のえじきとなっているが、そのかみ傷を治す十分な薬もない」と博士は、CWSの記者である、サーヒッド・フセインさんに語った。ピシン地区の女性たちは、他の地震被災者たちと同じように意気消沈している。あるピシンの村民は、「妻が起きた後、安定剤を飲めばと言っても、妻は、眠っていても余震がくるのでこわいとばかり言う」と話す。彼は女性たちが怯えるのは、家の中の、あちこちに亀裂が入り、今にも崩れ落ちそうなトイレを使っていることもあるのではないかと言っている。
ピシンの被災者たちは、援助団体や政府が、自分たちのことをおろそかにして、ジアラット地区の救援に力を入れていると思っている。ピシン労働組合評議会メンバーで、ディルソラのモハマッド・アラマさんは、宗教団体や政党団体は支援金の取り合いばかりしていて、実際に村民へ援助がいかず、みんなは苦しんでいると訴えている。アラマさんの言っていることは明らかではないが、ピシンの被災者の多くがまだ援助を受け取っておらず、冬に備える防寒テントやその他の支援物資を緊急に必要としている。
CWS・P/Aチームは、ピシンの2つの村、バルザイとカノザイに200の防寒テントと毛布を配った。CWS-P/Aの災害対応プログラム担当助手のサアディア・ヤコオブさんは、ピシンの人々は4月まで移動もできず、家の再建も不可能なため、この冬を越すことができる仮設住宅が必要だと報告している。
(シャヒド・フセインによるインタビュー記事)
(翻訳者 秋山宣子)
■NCC国際わかちあい委員会は、上記のパキスタン地震のために緊急支援資金から5,000米ドルを現地の救援活動のためにACTへ送金した。
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